スター・ウォーズ エピソード5 ざっくりレビュー

前回の章で巨大要塞デススターを破壊されたにも関わらず、帝国軍はいまだに銀河系をブイブイ言わせていた。

その為反乱軍と帝国軍の戦いはまだまだ続いているのだ。

そして帝国軍はルークスカイウォーカーを探し出すのに躍起になっている状態。

オビワンの幽霊

そのころルークはパトロール中にワンパという雪原ににすむ怪物に襲われ意識を失う。そしてすったもんだあってその住処から命からがら抜け出すも再び吹雪に倒れてしまう。

そのときにオビワンが霊体となって現れ、ジェダイマスターであるヨーダに会いに行くようルークに告げる。

いったいフォースの力ってやつはどこまで無限大なんだ。死も超越してくるではないか。死んでも普通に霊体で登場し、普通に話しかけてくる。何でもありだ。フォースってすごいのだ。

キモかわいいヨーダ

ここで映画放映順でいえばはじめてヨーダが登場する。

初見であれば、キモかわいいけど強いちょっと変わったキャラクターとしてスムーズに受け入れられるのだが

ストーリー時系列のエピソード1,2,3、から観た方はかなり抵抗があるだろう。

それらでは落着き、強大な力と威厳を持ち合わせたとっても渋いキャラクターとして描かれていたからだ。

登場シーンではルークの忍耐力を試すためにふざけた対応をした、ということだが…”それにしても”である。

そこからフォースの訓練が始まる。

ハン・ソロ冷凍パッケージ

ダースベイダーはルークを捕獲したときに、カーボン冷凍という技術で護送する計画を立てていた。仲間に売られダースベイダーに捕まったハン・ソロはその実験台としてカーボン冷凍にされてしまう。

真っ黒いカーボンによって冷凍パッケージされているが死んではいないということだ。どーみても死にそうだがなんともすごい技術である。

衝撃の告白

その後、ルークはダースベイダーとの一騎打ちに向かう。しかし圧倒的なベイダーのフォースの力に太刀打ちできず満身創痍の状態となる。そこでベイダーはフォースの暗黒面の強さを見せつけ、ルークを暗黒面に誘い込もうとする。そこでスターウォーズシリーズの核である秘密を暴露する。

ベイダーは彼を誘うときに、二人の力を合わせることで世界を支配するとか、悪行を尽くすようなことは言わなかった。圧倒的な力を持つことにより、初めて世界に秩序が生まれ、平穏が訪れる。というようなニュアンスだった。僕はそう受け取った。

それぞれの正義

依然の章でも書いたが、ダースベイダーが創造しようとする世界も一つの形であり、決してそれを一概に間違っているとは言い切れない。反乱軍の掲げる正義もあれば、帝国軍の掲げる正義もある。やり方が過激である分悪としてとらえられてしまうが、ダースベイダーなりに争いのない世界を作ろうとしているのだろう。

現代でもいまだに武力を使い、他国と交渉を続ける国がたくさんある。僕個人はそれに賛成はできないがそれが彼らが考えうる最良のやり方なのだろう。その根底にあるものが征服や支配ではなく、せめて世界平和を目指すための苦肉の策であってほしいと願う。あまりにも理想論すぎるが。

話を戻すが、ルークは当然誘いを断り、その後仲間に救出され次作へとつながります。

この映画シリーズは度々正義や平和について考えさせられます。それがルーカス監督が伝えたいことなのだからだと思います。

まだ観ておられない方は是非一度ご視聴ください。


スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(吹替版)