スターウォーズ エピソード3 ざっくりレビュー

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 レビューというか考察

スターウォーズをエピソード1から見直そうという自己キャンペーン中なのですが

実際はとっくに観終わっており、別の作品を観ながらこのレビューを書くという変な状況です。

映画は毎日観れるけど、レビューを毎日書くのは難しいのでそのズレがどんどん出てきます。

本来は観た中から厳選して記事を書けばいいんでしょうが、シリーズとして書き始めたのでこればっかりは仕方ありません。どうにか思い出しながら書きます。(いったい誰に向けた愚痴だ笑)

本題に入ります。

改めて観ました。

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 

ただ自分が観て思ったことを端的に書いてるだけです。

少しあらすじに触れておりますが

世間的には既知のレベルと思いますのでどうかご了承ください

ダースベイダーの誕生

この章はスターウォーズシリーズの中でかなり重要な章です。

ここで初めて

“ダースベイダー”が誕生します。

スターウォーズのことをよく知らない方でも、ダースベイダーというキャラクターはほとんどの方が知っているでしょう。

スターウォーズ=ダースベイダーと言ってもいいくらい

強く浸透しているキャラクターだと思います。

ダースベイダーは日本のサムライを意識してキャラクター制作されており、あの黒い鎧は伊達政宗の漆黒の鎧兜を参考にデザインしてあるそうです。

ルーカス監督が黒澤明監督を敬愛しているのがよくわかります。

ちなみにスターウォーズシリーズの主要なキャラクターにドロイド(ロボット)のC-3POとR2-D2がいますが

そのキャラクター設定も黒澤明監督の映画”隠し砦の三悪人”に出てくる

“太平”と”又七”というキャラクターを参考に作られたという話も有名です。

ヒーローからアンチヒーローへ

少し逸れましたが、

この章はアナキン・スカイウォーカーがシスの暗黒卿に堕ちていく過程がメインとして描かれます。

わかりやすくいうと

正義のヒーローがアンチヒーローに、いわゆる悪者に変わっていくという感じです。

しかし、この背景には非常に深いアナキンの思いや葛藤があります。

地位や名誉や金の為というような

一般的な人間の私欲からくるものではなく

すべては愛する人を守るため

それだけを追求し、深い愛を貫いた結果の変化です。

そしてそれは自発的な変化ではなく

もがき苦しんで弱っている心を利用され、洗脳されて悪の化身となるのです。

マインドコントロールとそれぞれの正義

現代においても

人生に迷い、弱った人間に近づき洗脳するという事象が実際おきます。

彼らは救いを求めていただけなのに

マインドコントロールによりいつのまにか社会から悪として扱われる事があります。

善と悪とは表裏一体であり、

表面的な事実のみを見て簡単にその烙印を押すことは決して正しいとは思えません。

戦いが起きる時、そこには理由がある。

明らかな悪意によるものももちろんあるだろう。

しかし対立する両者には互いの正義があり、守るものがあったりする。

戦争も互いの正義を振りかざし、その大義のもとに人を殺める。

どちらが本当の正義かなど一概には言えないだろう。

ダースベイダーとは

そんな人間の業が生み出したキャラクターである。

僕は一概に悪者と呼ぶことはできない。

戦争への警鐘

この映画のタイトルは

スターウォーズ

惑星間戦争である。

単なるSFエンターテイメントではなく

戦争への警鐘を描いた作品であると思う。

まだ観ていない方はぜひ一度ご視聴あれ。


スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(吹替版)