ルーティンの一つ
僕にとって映画とは日常生活を構築するうえで
切っては切れない重要な要素となっている。
もはや生活の一部であると言っても過言ではない。
何故にそうなってしまったかを改めて考えてみると
いくつかの要因が頭に浮かんだ。
幼少の思い出
まず幼少の頃、僕の実家は喫茶店を営んでいた。
両親の仕事が終わるまでその店内で過ごすことが多かった僕は
そこで多くのカルチャーと出会った。
まずは漫画だ。
喫茶店なのでジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンなどの主な雑誌から
父親がセレクトしたコミックが大きな棚いっぱいに詰まっていた。
週刊、月刊の漫画雑誌達を欠かさず読み、父セレクトのコミックも片っ端から読んだ。
当時一世を風靡していた鳥山明作品から手塚治虫、水木しげる、藤子不二雄、小山ゆう、
小池一夫原作の劇画やどおくまん他、巨匠から変化球的なものまで挙げればきりがないほどのジャンルの作品に触れた。
(長くなるので漫画についてはいつかまた書こう。)
そしてそんな店の大画面のテレビにいつも映し出されていたもの
それが映画だ。
そこで見た、いや、見せられたジャッキーチェンの映画が僕の脳みそを強烈に洗脳した。
そこでジャッキー信者となった僕はジャッキー映画をはじめあらゆる映画に没頭した。
(その後キョンシー映画にも強烈に洗脳され、もはやキョンシーオタクとなるがその話もきりがないのでいつか機会があれば触れようと思います。)
レンタルビデオのノルマ
そんな感じで映画好きとなり、思春期を過ごしたのち、二十歳頃の僕は大学生で一人暮らしをしていた。
当時はもちろんダウンロードやストリーミングで映画を観るなんて技術は存在してなくて
媒体といえばVHSだった。
住んでいた場所の近所にレンタルビデオ屋があり、そこで主に映画をレンタルしていたのだが
その店にはちょっと変わったシステムがあった。
ビデオ1本借りると270円ほどなのだが、10本借りると1000円になるのだ。
逆に言うと10本借りないと安くはならないのだ。5本でも7本でもダメ。10本だけ。
なので借りるときは常に10本。目的の映画が1本しかなくても借りるのは10本。
残り9本を埋めるために普段手に取らないような映画まで借り、観続けた。
最終的にはB級、いやC級のホラー映画や日活ロマンポルノまで半ばノルマのような気持ちで観ていた。
若気の至りの映画批評
その生活のせいで映画の日常生活への浸食が深まったのは間違いない。
またその当時の僕は、ただ通り過ぎるように映画を観るのもなんだからと思い
観た映画をちょっとした感想や評価も含め単語帳に記録していた。
それが今見返すとなかなか笑えるので、
もう一度そのようなことをしてみようと映画のカテゴリーを作った次第である。
元々面倒臭がりなので徹底はできないかもしれないが
できる範囲で観た映画を記録していきたい。
強いダメ出しなどネガティブな内容は書いていてもつまらないので
全然面白くなかった作品には触れないとおもいます。
ご了承ください。
次回からこのカテゴリーではそのような記録をしていきます。
面白いのは僕だけで第三者が見てもなんとも思わないかもしれませんが
ただ備忘録として記します。
長文失礼しました。