いきなり結論を言わせてもらいます。
冬です。
キャンパーに聞けば割と多くの人がそう答えると思います。
今回はなぜキャンパーがその考えに至るのか
夏、冬のメリット、デメリットを主軸に
自分なりの説明をしたいと思います。
目次
世間のイメージ
“キャンプ” “アウトドア” の季節というと世の中的には
ほぼほぼ“夏”という印象が強いと思います。
いつからそうなってしまったのか僕も明確にはわかりませんが
海水浴だったり花火だったり、野外の行事とセットでBBQなどをしがちなので、その延長でキャンプも夏というイメージが強いのかもしれません。
もっといえば単純に寒いより暑いほうが外に出る機会が増えるから
というだけなのかもしれません。
なんにしろ
キャンプ=夏
と世の中では刷り込まれています。
夏のメリット、デメリット
では夏にキャンプを行ううえでのメリット、デメリットについて考えてみたいと思います。
夏のメリット
荷物の軽量化
あたりまえですが夏なので気温が高く暑いです。
すると着衣は自然と薄着となるので
その分軽量になります。
寝袋も冬用だとどうしても体積が大きくかさばりますが、夏用はコンパクトで軽く全体の荷物が随分減ります。
クーラーボックス、氷、保冷剤など夏特有の荷物もありますが、
それを差し引いても冬よりは減ります。
色々と考えましたが、他には特筆すべきメリットは思いつきませんでした。
ビールが美味いとかも考えましたが、熱燗も美味いしどの季節も酒は美味いでしょうから却下しました。
ちなみに僕は下戸ですが。
夏のデメリット
汗を流せない
一般的なキャンプ場は風呂やシャワーなどの設備がないところが大半です。
その為、汗をかいても洗い流すことが出来ず、不快な状態で過ごすことになります。タオルでふいたり蛇口の水をかぶったりしてもなかなか快適というレベルにはいきません。
焚火を楽しめない
あとキャンプの醍醐味である焚火が出来ません。
厳密には出来ないことはないですが、暑くてやってられなくなります。吹き出す汗を我慢しながら焚火を眺めてもなかなか心は癒されません。
虫
個人的に一番の問題は虫です。
僕自身、別に虫が苦手ではないです。それでも心地良い時間を過ごしたいと思うと弊害となります。
住んでいる地域にもよると思いますが
まず1番に蚊との戦いがあり、あとハチに刺されたりムカデに噛まれたりなどのリスクもあります。テント内の蟻の侵入もけっこうきついです。
虫だけでなく蛇の出現もわりとあります。
夜はランタンやライトを点けていると無数の蛾が飛び交い、楽しむどころではなくなってしまいます。セミもよく飛んできます
僕は夏のキャンプでヘッドライトを装着している時、何度も顔面に高速のセミがミサイルのごとく突っ込んできたことがあります。普通に痛いです。
冬のメリット、デメリット
次に冬のキャンプのメリットとデメリットについて考えてみます。
冬のメリット
汗をかかない
夏のデメリットの反対の説明になりますが、気温が低く汗をかかない為、
体がベタベタしたりなどの不快感がありません。
入浴設備なんかなくても1日くらいさほど不快にはなりません。(僕の場合)
焚火を堪能できる
僕はそもそも“takibizanmai(焚火三昧)”という名で活動しているくらい
焚火が大好きです。三度の飯より好きです。なので心身ともに焚火を堪能できる冬が何より好きです。
暖もとれるし、調理もできるし、見ているだけで心が癒されます。
焚火のもたらす力について書いた記事もありますのでよかったらどうぞ
虫がいない
真冬は虫が出ないので、蚊や蜂にも刺されないし、ライトを点けても蛾の大群に襲われることもありません。
基本不快な虫は出てきません。
外に出していた生ゴミにナメクジがたかっていたことくらいはありますが、そのくらいは大した問題ではありません。
冬のデメリット
荷物の増大
至極当然ですが、冬なので寒いです。
人間寒いのはつらいです。
夜寒くて寝れなかったなんて事があれば楽しむどころかかなりストレスになります。それを耐える為に服を着込んだり、冬用の寝袋を用意したりすると当然荷物は大きくなりかさばります。
他にも防寒のために湯たんぽや石油ストーブ等の保温具、ましてや薪ストーブなんて持ち出した日にはそれはそれは大変な荷物になります。
また、防寒用品は高価なものが多く、その分コストがかかります。
やっぱり冬キャンプが最高
夏と冬それぞれのメリット、デメリットを書き出すと一目瞭然です。
やはり冬の方がメリットが多く、デメリットが少ないです。
そして何より僕が大好きな焚火を思う存分に楽しめるという点が
冬を推す一番の理由です。
そういうことで
キャンプは冬がおすすめです。
みなさんも冬が終わる前にぜひ一度キャンプにトライしてみてはいかがでしょうか。