今回は「live fire 」という僕がキャンプ時に常備している着火剤の紹介です。”火口(ほくち)”という表現の方が適切かもしれません。焚火をする時の火種として使っているアイテムになります。自分のように面倒臭がりのキャンパーにはかなり便利なグッズです。
メーカースペック
ライブファイヤー(Live Fire) オリジナル シングル
サイズ:80mm×35mm
重さ:23.5g
燃焼時間:最長100分
価格:税込1,900円前後
ライブファイヤー(Live Fire) スポーツ シングル
サイズ:51mm×27mm
重さ:12.1g
燃焼時間:最長50分
価格:税込1,400円前後
特徴
【防水性がある】
水没しても使える、高い防水性を有します。
【着火が容易】
メタルマッチなど、火花を発生するサバイバルアイテムで着火可能。
ガスの切れた回転式使い捨てライターの火花でも着火できます。
【繰り返し使える】
通常の着火剤とちがい、繰り返し使えて経済的です。
【コンパクト】
フリスクほどの大きさで軽量コンパクト。携帯にも便利です。
【パイナップルの香り付き】
”パイナップルのさわやかな香り”ということになっています。
実際のサイズ感
このライブファイヤー(Live Fire)というギアですがまず二つのサイズがあります。大きい方が”オリジナル”というサイズで、小さい方が”スポーツ”というサイズです。大きさが違うだけで両方とも作りは同じです。よりコンパクトな装備で携帯したい方は”スポーツ”のサイズを選ぶという形です。
上の画像はサイズ感がわかりやすいようにフリスクと撮ってみました。ほぼ同等のサイズでかなりコンパクトです。場所をとることもありません。
重量は”オリジナル”で実測値22gです。メーカースペックとほぼ誤差なしです。軽量で重さを気にせず持ち運べます。
ちなみに”スポーツ”の方はその半分で実測値11g。軽いです。ギアの軽量化を考えている人でも気にせず常備できる重さではないでしょうか。
内部構造
使用時もフリスクのケースのように蓋をスライドさせて内部を露出します。画像上の”スポーツ”は何度も使っていますので真っ黒になっていますが、画像下の”オリジナル”が未使用の状態です。
中は圧縮された繊維に溶剤が染み込ませてある感じです。この溶剤が何なのかこの製品の海外のオフィシャルサイトを調べてみると
Live Fire starters are comprised of a delicately combined solution of mineral oils, natural oils, polymer resins, hydrocarbons, petroleum distillates and aniline dyes.
とざっくり書いてありまして、あくまで僕の推測ですがおそらくパラフィンワックスなどに天然油他添加剤を混ぜて繊維に染み込ませてあるのだろうと思います。正確な成分はわかりませんでした。
また「パイナップルの香り付き」となっていますが、僕の感覚では「ただの強い芳香剤」という感じのきつい匂いです。おそらく石油ワックス系の独特のにおいをかき消すために強めの香り付けをしてあるのだと思います。
しかしこの匂いのほうが個人的には厄介で、このギアを直でポーチとかバッグに収納していると他のものにもこの匂いが染みついてきます。少し厚めのジップロック様の袋に入れると解決しますので気になる方はぜひそうしてください。
着火の手順
まず蓋をスライドさせ中の繊維を露出させます。
次はナイフなどを使い、中の繊維の表面をこそぎとるようにしてけば立たせていきます。
画像のような感じで圧縮された繊維をほぐし、ふわっとけば立たせれば準備完了です。とくに時間はかかりません。
繊維をほぐして準備が出来たらメタルマッチを用意します。最近はキャンプブームの影響もありかなり安価なものが出回っていますので、100~200円台でも入手可能です。やたら安価なものはたまにですがハズレがあり、マグネシウムの棒がすぐに折れたり、火花の出方がいまいちだったりがありますが、基本的には普通に使えます。
それでも失敗したくない方はそこそこ名前のあるメーカーのものを買った方がハズレを引く確率は低いと思います。
けば立たせた繊維にメタルマッチをひと擦りすれば簡単に着火します。この「簡単に着火する」というところがこのギアの真骨頂です。
本来は着火用に火口(ほくち)として麻ひもをほどいたりフェザースティックを作ったり他にもいろいろと準備をします。好きでやるぶんには手間がかかってもいいのですが、僕のようにズボラな面倒くさがりの方にはぴったりのアイテムだと思います。
着火後しばらくすると火が安定してきて、その後は蓋を開けている面積に応じて火が大きくなってきます。基本的に焚火をするときの火口(ほくち)として使うので大きな火はそこまで必要ではありません。焚きつけの小枝や枯葉などに火が移る程度で十分です。なのでここから火を調節します。
蓋を徐々に閉めて開口部を狭くすれば火は小さくなります。これくらいの火でも十分に小枝や枯れ葉などに火を移すことができます。火が移ればあとはそれを育てて火を大きくし、薪に火が付けば完成です。そのような手順で焚火へ着火します。この火の大きさであれば100分は燃焼するということなので、着火の度に1分間燃やしたとして100回使用できます。
使用後消火するときは蓋を閉めるだけでいいので、取り扱いは最後まで非常に簡単です。使用直後は高温ですがすぐに冷めるのでさっと片付けられます。
メリット デメリット
メリット
- 軽量コンパクト
- 繰り返し使用が可能
- 着火が容易
- 防水性がある
デメリット
- 匂いが強い
- 取扱店が少なく価格にばらつきあり
まとめ
正直「必ずなくてはならないもの」ではありませんが、「あればとても便利なもの」です。とくに僕みたいに面倒くさがりのキャンパーにはもってこいです。
また普段使いはしなくてもメタルマッチとセットで常備しておけば、非常時の熱源確保の道具として非常に優秀です。普通のライターやマッチよりも安心感があります。
キャンプでの使用以外でも災害時など最悪外で火を焚いて過ごさなければならない時には必ず重宝すると思います。災害用アイテムとしてもおすすめします。昨今では日本においても何が起こるかわからない状況でありますのでこういうアイテムを常備しているだけで精神的な安定につながると思います。
興味を持たれた方はぜひ入手していざという時の道具として常備してみてください。
現在取り扱いのあるショップが少ないので、購入可能なショップを網羅してみました↓
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