おすすめ!アルコールストーブ ゴトク TO THE FINISH Bonfire Stove 徹底レビュー アルコールストーブゴトクの完成形

今回はアルコールストーブに使うゴトク(五徳)の話です。

アルコールストーブを使っている方には必ずついて回る話で、終わりのないゴトク探しの旅をみんなしています。自分にとってベストのゴトクに出会うまでその旅を何年も何十年も続けていると思います。アルストあるあるです。納得のいくものが見つかる人もいれば最後まで見つからない人もいると思います。僕も例外ではなく今まで色々なゴトクを試してきました。そして今回ついに自分にとってベストのゴトクに出会ったのです。なので今回はそのことについて書きたいと思います。

アルコールストーブとは

まずアルコールストーブとは燃料用のアルコールを燃焼させ調理の熱源として使用する道具のことです。キャンプの世界に足を踏み入れた人なら一度は見たことがあるでしょう。こんなやつです。

エスビット製アルコールストーブ

今は色々なメーカーが作っていますが、老舗でいうとトランギア(trangia)とエスビット(Esbit)の二大メーカーが最も有名です。最近は国内メーカーであるエバニューのチタン製のものも人気です。僕が使っているのはエスビット製です。この二つのメーカーの製品は基本的にほぼ同じなのですが、エスビット製の方には火力調整用の蓋に取っ手が付いています。違いはこれくらいです。昔買う時に単純に取っ手がある方が少し取り扱いやすいと思って選びました。確かにそうなんですが取っ手がなくてもどうにでもなるので直感で選んで大丈夫です。

※↑エバニューのチタンアルコールストーブには蓋がついていません。購入を考えられている方はそれを前提に購入されてください。

愛用しているアルコールストーブゴトク達

アルコールストーブは単体では使えません。必ずゴトクとセットで使います。ゴトクには様々な種類があります。そこで色々と試した結果、気に入って使ってきたものをいくつか紹介します。

エバニュー(EVERNEW) チタンゴトク TriveTi EBY258

重量:約13g

まず一つ目はエバニューという国内メーカーのチタン製ゴトクです。チタン製なのでものすごく軽く、形状も薄いため、携帯性は最強です。使い方はすごくシンプルで十字に組んで乗せるだけです。手間がかからないのでいつでもぱっと使えて便利です。ギアを入れてるザックやポーチとかにいつも忍ばせとくといいです。デメリットは風防がないこと。風があると別で風防を用意する必要があります。あと火力調整ができないことです。

笑’s バーナーゴトク H-80/SHO-0047

これも日本のメーカーです。元々板金やプレス加工を行っている会社なので、作られている製品もクオリティが高いです。焚火台をメインに作られておりますが、どれも職人の手による精度の高いものばかりです。

これはその笑’s が作ったアルコールバーナー専用のゴトクです。

ばらした3枚の板を重ねた状態

ばらすと三枚の板になり、重ねて収納できるのでコンパクトです。重量は約57gで軽量です。

少しですが側面の高さがあり風防の役割も多少はあります。デメリットは強めの風は防げないところと、途中で火力調整を行う場合かなり面倒なところです。毎回調理器具をどかして火力調整蓋を使用する必要があります。

バーゴ チタニウム ヘキサゴンウッドストーブT-415

これはバーゴ(VARGO)というアメリカのメーカーの製品になります。本来はウッドストーブとして作られており、小枝などを燃やして使います。これの中にアルコールストーブを入れて使います。アルコールストーブを使う方の中では定番のアイテムです。

実測重量:122g

チタン製で軽く、収納も薄くてかなりコンパクトです。重量は実測値で122gです。

風防機能もあり、少しやりにくいですけど途中で火力調整蓋の出し入れもできます。チタンなので大体6,000円台の価格でやや高めです。ステンレス製だと4,000円台で買えます。少し重くなって錆は出ますが使い勝手は変わりません。

これを基本的に本命のゴトクとして使っていました。アルコールストーブを使う上でほぼ目的の機能は備えており、かなり優秀です。デメリットは火力調整蓋を出し入れするときに入り口が狭くて少しやりにくいだけで、あとはほぼ完璧です。

TO THE FINISH Bonfire Stove紹介

TO THE FINISH Bonfire Stove
組み立て前

ここでやっと今回の主役であるBonfire Stoveを紹介します。このギアはインテリアデザイナーである長澤賢一さんが主宰するアウトドアブランド「TO THE FINISH」により作られたものです。日本製純チタン金属を使用して作られたウッドストーブですが、開発の時点でアルコールストーブとの併用を目的とされているため使い勝手が最高によく死角がありません。販売は年に数回のみでロット数も少なく、ネットで販売開始されると一瞬で売り切れてしまいます。その為なかなか買えません。僕も発売開始時間にスタンバイして何度かチャレンジしたが失敗に終わり、昨年末にやっと買えました。1年かかりました。

そのBonfire Stoveを徹底レビューしたいと思います。

収納サイズ 実寸

縦:約17cm

横:約15cm

展開サイズ 実寸

高さ:約14cm

底面:四辺とも約12cm

12cm四方の面積があるためアルコールストーブのゴトクとしてはやや大きく、フィールドホッパーなどソロ用の小さいテーブルだと場所をとってちょっと使いづらいかもしれません。

重量 実測

本体重量:実測約191g

チタン製なのでこの大きさにしてかなり軽量です。そして錆に強いのでメンテナンスも非常に楽です。気にせず水でバシャバシャ洗えます。

実際の使用状況

バーゴのヘキサゴンストーブのようにウッドストーブをゴトクに利用する場合、大抵は真上からアルコールストーブを設置しなければなりませんがこのBonfire Stoveは側面の蓋を開けるとそのままアルコールストーブを入れられます。

そして使用途中で火加減を調節したい場合もこのように側面の口から火力調整蓋を入れられます。これらの機能はすべて計算の下に作られています。これがBonfire Stoveの真骨頂です。ゴトクと風防を兼ねたもので蓋がスムーズに出し入れできるものはありそうでなかなかありません。

実際に火をつけて燃焼させてみます。アルコールストーブを使う前提で作られていますから、ゴトクの高さももちろん計算済で、最も効率よく火力が得られる高さになっています。風も防ぎ、火も程よく集中して無駄なく高火力を実現します。

側面の蓋を閉めるとほぼ風をシャットアウトし、通気口も底面にたっぷりありますのでさらに火力が上がります。

剛性も強く耐荷重は10kg あります。

そして機能とは別にこの製品自体が一つのキャラクターのようにデザインされていることがわかります。顔をモチーフとされているようでその少し間の抜けた表情がかわいくて、デザイナーである長澤賢一さんの遊び心がうかがえます。

価格

これがこの商品の一番のネックになると思いますが、まあ高いです。送料込みで14,250円です。しかし大手メーカーではないので少数ロットの製造ですし、日本製純チタン金属を使用したものなので価格が上がるのは仕方ありません。妥当と言えば妥当です。そうしないとこのクオリティのものは作れません。それでも一つ言わせてもらえば、せめて送料無料かメール便サイズでの発送も選択できればと思いました。

ちなみにオフィシャルストアでは14,000円以上が送料無料になっていて、あと800円分買えば送料無料になるのですがそこが落とし穴で、ちょうどそのくらいの額でほしい商品がないのです。そしてその800円を埋めるために数分悩んでいるうちにあっという間にこのBonfire Stoveは売り切れるのです。僕もそうでした。根底にある貧乏性が邪魔して何とか送料でも浮かそうという思考が購入を失敗させます。そのうえ次の販売までまた何カ月も待つハメになります。もし本気で購入を考えている方は送料を諦めて一刻も早く購入手続きを済ませた方が賢明です。

またオフィシャルストアより購入希望のメールを送ると次回入荷の連絡を優先的にもらえます。この方法で事前に発売日時を知っていないとほぼ購入は不可です。購入したい方は必ず問い合わせたほうがいいです。

Bonfire Stoveのメリット

・軽量コンパクト

チタン製でメンテナンスが楽

アルコールストーブ専用設計(火力調整蓋の使用がスムーズ)

・デザインに遊び心がある

・頑丈

Bonfire Stoveのデメリット

価格が高い(2020年3月現在 本体税込13,200円)

・やや使用サイズが大きい

・入手困難

まとめ

今回はアルコールストーブゴトクの完成形としてBonfire Stoveを紹介しました。機能面でいうとクオリティが高くほぼ死角なしといったところです。ただ価格が高いのは否めません。アルコールストーブが好きでゴトクの使い勝手を追い求めている方、そして価格との折り合いをつけられる方はぜひ買ってみてください。機能面は保証します。

また他に紹介したゴトクもそれぞれの長所がありどれもおすすめですので、その時の場面に合わせて選択していただければと思います。僕も気分やその時の装備に合わせて今も使い分けています。

アルコールストーブのゴトクを探しておられる方、これから始めたい方の参考になれば幸いです。