僕はtakibizanmaiという名前で活動しておりますので、焚火台のレビューこそがメインテーマです。まだ書いてませんでしたが(^_^;)
なので今回は実際に使っている焚火台について正直な感想を書いてみたいと思います。
今回レビューするのは
ピコグリル398
という焚火台です。もう有名ですよね。
検索すると大手サイトのおすすめ記事がたくさん出てくると思います。僕も読んでみましたがどうもリアリティのない情報が多かったので、大手サイトの書かないガチレビューをしてみたいと思います。
ピコグリル398のスペック
[大きさ]
収納時 33.5cm×23.5cm×1cm
(収納ケース付き)
組立時 38.5cm×26cm×24.5cm
[重さ] 約 448g
[素材] ステンレス
メリット
軽量コンパクト
何と言ってもピコグリルの特徴はそのコンパクトさ。軽さ。
収納時はA4サイズで重量も448gと驚異の軽量コンパクトです。
僕はいったんクリアファイルに入れてから専用ケースに収納します。こうすると焚火終了後汚れたままでも気にせずケースに収納出来ます。
長い薪が使える
また組み立ても瞬時に出来、その形状より長めの薪も使えるのがとても便利です。
この「長めの薪」というのが僕の中では大きなポイントです。他の焚火台を使ってみるとわかると思いますが、ソロで使うサイズの焚火台で40cm以上の薪を不便なくスムーズに燃やせるものは以外と少ないです。
専用のスピットや100均の焼き網などを乗せれば調理にも使えます。ダッチオーブンのような重いものは乗せられませんが、ソロで使う範囲であればまず問題ありません。
デメリット
価格が高い
まず一番に出てくるのは価格です。
現在(2020年2月)日本での正規取り扱い店での価格は約14000円です。
これが正規の値段です。アマゾンとか他のショッピングサイトでこれ以上の値段で売っているのは転売目的のものです。買わないほうがいいです。
これより安いものはコピー商品となりますので、あくまで別物として自己責任で使ってください。
転売じゃなく、正規の値段でも冷静に考えると高いです。ガチキャンパーはキャンプ熱で感覚がおかしくなってますがやはりあの素材と構造から考えると割高感があります。アイデア費が乗っていると考えるしかありません。
火床の変形がひどい
あと一つ、今日はここからが本番です。
コンパクト性を重視した犠牲ですが、火床の変形がひどい。
これが個人的には一番の問題です。
これは僕だけではなく、他の愛用している方々からもよく聞く話です。
具体的に僕の例を紹介します。まずは下の画像を見てください。
火床の歪みが強く4か所きれいに支柱にはまりません。曲げたり叩いたり補正を試みますが、火を入れればすぐにまた変形しこのような状況になります。例えば画像では左下が完全に外れていますがこれをはめようとすると
別のところが外れます。どうやってもどこかが外れます。どうにか補正しても薪を燃やしているうちにガタンと外れます。こればっかりは治りません。
それで使えるのかと言いますと、火床の下に位置する縦の支柱に引っかかるというか乗りかかる感じでどうにか使えています。
ですがこれでまたずっと使っていると、今度は縦の支柱に当たっている部分がへこんできてさらに変形が進み、最終的に真ん中から折れる感じで火床が下に落ちる現象が出てきます。
これがピコグリルの使用による劣化の流れです。高い軽量性の代償とはいえ、14,000円の価格から考えるとやや脆弱かなと僕は思います。替えの火床だけでも買えますが6,500円します。安いとは言えません。 →(追記 2021年9月時点では4,100円と価格が安くなっています。この価格であれば火床の脆弱性もカバーできるかと思います。)
それでも使い勝手のメリットが大きく、僕の中ではまだその機能性を上回るものが見つからないので、やや脆弱で割高だけれども今は目をつぶり使っています。
まとめ
ピコグリルは使用しているとけっこう早めに劣化します。価格も高いので割高ですが、それを差し引いてもまだ機能性が高いので結果的に選択しています。機能面は本当におすすめです。(あくまで僕が求めている機能性です)ブッシュボックスのチタンなんかもかなりいい線ですが薪を横置きしたい派なので僅差で今はピコグリルが勝っています。
軽量性、機能性が同等でかつ堅牢なものが出てくればその時は乗り換えると思います。
おすすめの焚火台ですが高い買い物ですのでデメリットもしっかり知ったうえで検討されてください。
今の僕には必要なギアですので、まだまだ使いたいと思います。
今回はピコグリル398のガチレビューでした。
それではみなさん焚火ライフがより良いものになりますように。