山フライパン 深型 レビュー 1番おすすめのクッカーはこれ!

今回はユニフレーム(UNIFLAME)山フライパン 17cm 深型のレビューです。キャンプで使うクッカーの中で何が1番おすすめかを考えた場合、それぞれに用途や長所があるため何をもって1番とするかが難しいところですが、結果的に自分が1番使っているクッカーは何かと考えると答えは簡単です。これです。1番出番が多いだけに自分の中では総合点1位です。間違いなくおすすめできるクッカーなので自信をもって紹介させていただきます。

メーカースペック

山フライパン 17cm 深型本体

  • サイズ:収納時-約φ170×65mm
  • 材質:本体-アルミニウム・フッ素樹脂加工 ハンドル-ステンレス鋼
  • 重量:約205g
  • 満水容量:約1.3L
  • 付属品:収納ケース
  • 価格:¥2,900(税込)

山リッドSUS(蓋)

  • サイズ約φ169×26(高さ)mm
  • 材質本体:ステンレス鋼
    ツマミ:フェノール樹脂
  • 重量約115g
  • 価格:¥1,500(税込)

蓋は別売り!!!!

まず最初にこれを書いておきます。このクッカーはかなり優秀ですがでかいデメリットがあります。それは蓋が別売りだということです。まあ元々「フライパン」ですので蓋がセットではないのが普通なのですが、いわゆるアウトドアコッヘルとして考えているとセットだと思い込みがちですので注意してください。

単純に「フライパン」としてだけ使う方は本体だけ買われていいと思います。ですが個人的には色々な使用バリエーションを考えるとやはり蓋はあった方がいいと思います。

実測サイズ

直径

直径 実測 16.5cm

商品名にがっつり17cmとありますが実測では残念ながら16.5cmです。16.5cmのものを中にスタッキングしようと考えている方は注意してください。基本的に直径15cmくらいを限度としてスタッキングを考えた方が無難です。

キャンプで使うなら個人的には直径が短くて縦長のクッカーよりこのように直径がある程度長い横広のクッカーがおすすめです。炒め物など調理もしやすいし、下からの火が無駄に側面に抜けずに熱効率が良いです。

高さ(深さ)

高さ 実測 6.5cm

高さはメーカースペック通りの6.5cmです。誤差はないのでこの数字でスタッキング考察されてください。

このクッカーには浅い4cmの深さの種類のものもありますが、僕がおすすめするのはこの6.5cmの深さのものです。この深さがあるおかげで焼いたり炒めたりだけでなく、煮物調理やボイルしたりなどかなりオールマイティに使えます。もちろん米もきれいに炊けます。なのでこれ一つであらゆる料理に対応できます

重量

重量 実測 206g

重量はメーカースペックが205gなのでほぼ誤差なしです。この結果は素晴らしいです。個体差が少なく高い精度で作られていることがわかります。

ちなみに蓋も込みだと実測で325gです。このサイズだと特別軽くもなく重くもなく標準的な重量といったところです。

フッ素加工が最高に便利

このクッカーの1番の特徴は内側にフッ素樹脂加工が施されていることです。それがこのクッカーを最もおすすめするポイントでもあります。自分がズボラな性格ということもありこの加工がとてつもなく便利です。米を炊いてもこびりつかないし、肉や野菜を炒めたり焼いたりしても焦げ付きもありません。

キャンプをする環境は様々で、鍋や食器を洗える設備がないことも往々にしてあります。そのうえ僕はズボラな性格なので普段から洗剤やスポンジなどを持ち歩いてないことも多いです。そんな時このクッカーは調理後キッチンペーパーでふき取るだけで大概の汚れは取れるので水で洗い流すことなく済ませられます。もちろん応急的ですので帰ってからきれいに洗うのですが、後片付けの手間がかなり省けるため撤収が早く済み、キャンプの快適度が上がります。

注意点

自分はこんな感じで焚火の上で直火で使ったりもしてますが、これはあまりおすすめしません。焚火の温度が高すぎると(300℃くらいから)フッ素加工を傷めてしまい、性能の低下や最悪剥がれたりします。とくに空焚きなどは絶対にいけません。あと金属のへらや箸などを使って調理を行うと傷が入るので性能低下につながります。注意してください。ガスバーナーでの使用が無難です。

また中に他のギアをスタッキングする際、柔らかい素材で包んで入れる必要があります。ガス缶、シェラカップ、カトラリー類など金属製のギアを直接入れるとフッ素加工に傷が付き、性能を損なう恐れがあります。

メリット デメリット

メリット

  • アルミ製でそこそこ軽量
  • 直径が大きく熱効率が良い
  • 深型で煮炊きしやすい
  • フッ素加工により調理しやすく片付けも楽

デメリット

  • 蓋が別売り
  • フッ素加工の扱いにやや気を遣う

まとめ

今回はユニフレーム(UNIFLAME)の「山フライパン 17cm 深型」のレビューでした。デメリットとしては蓋が別売りであることとフッ素加工が傷つかないよう慎重に扱う必要があることくらいで、あとはメリットの方が多く個人的には強くおすすめします。フッ素加工により調理後のこびりつきがないだけで格段にキャンプが快適になります。とくにソロキャンプのときなど少ないギアで過ごす場合はオールマイティに使えて手間いらずで非常に便利です。

興味を持たれた方は是非使ってみてください。これに関しては買って損することはきっとないと思います。また、購入を迷われている方には少しでも参考になれば幸いです。