性懲りも無くまた新しい焚火台を新調してしまいましたので、今回はそのレビューを書きたいと思います。
今回購入したのは
野良ストーブ
です。
買う前にリアルなレビューを知りたくてネット検索するも、ただオフィシャルHPの情報をコピペしてギア紹介をするだけのサイトばかりで全然参考にならなかったため、“もう買ってしまえ”ということでまたモノを増やしてしまったわけです。なので自分でリアルなレビューを書こうと思います。
目次
野良ストーブとは
野良ストーブとは野良道具製作所(株式会社野良クリエイト)というメーカーさんが製作した焚火台です。
よりわかりやすいように画像メインでスペック紹介をさせていただきます。
野良ストーブのスペック
収納サイズ
収納時のたての長さは実測値で約23cm
収納時のよこの長さは実測値で約18cm
収納時の厚みは実測値で約6cm
<収納時> たて:約23cm よこ:約18cm 厚さ:最大約6cm
展開時
展開時の高さは約19cm
展開時の下部の横幅は実測値で約16.5cm
展開時のゴトク幅は実測値で約8cm
<展開時> たて:約19cm よこ:約16.5cm ゴトク幅:約8cm
重量
重量は実測値で1219g=1.21㎏でした。メーカースペックでは1.3㎏ですので、僕の買った個体は正確にいうと81g軽いことになります。誤差は少なくほぼスペック通りと考えていい数字です。
他スペック
耐荷重:約15kg
材質:ステンレス鋼(SUS304)
特徴
頑丈
1.2mmから最大2.5mmのステンレス板を使って作られており、非常に強度が高い。
高火力
三角形の作りで炎が中心部に集中し、またフレームの曲げ加工により空気の流入が確保されており燃焼効率が維持され、高火力を実現。
簡単設営
瞬時に組み立てられ撤収も簡単
わかりやすい組み立て動画です↓
長い薪が使える
焚火台の中の空洞に横から薪を突っ込むタイプなので長い薪でも難なく使えます。これはかなり便利です。またどのくらいの太さの薪が使えるかも測ってみました。
これはナルゲンの250mlのボトルですが、直径約5.6cmです。これくらいの太さまでの薪は使えるので大概の薪は対応すると思います。
実際に使ってみる
まず焚きつけとして小枝や落ち葉を中に入れます。
着火するとスムーズに火が広がります。空気の流入は確保しながら防風効果のある構造の為、最初の火が消えにくく、よく燃えます。
すぐに火が大きくなってきますので、小枝を足して火を安定させます。この時点で火が消えてしまうことはもうないと感じました。それくらい勢いよく燃焼します。
火が安定してきたところで大きめの薪を投入します。すでに十分な火力がありますので太い薪でもすぐに燃えます。この長い薪も使える形状が非常に便利です。ノコギリで薪を切る手間も省けます。あと気になったのは、三角形の構造で火が一点集中し、火力が強い反面、熱が周囲にまんべんなく放散されないため暖を取るにはやや不向きと感じました。
水が満タンに入ったユニフレームのケトル(1.6L)を乗せてみました。頑丈な作りなので非常に安定感があり、びくともしません。このくらいコンパクトなサイズの焚火台で、ここまでの安定性を持っているものは滅多にないと思います。火力も強く焚火料理をするのにとても便利です。
ただ燃やしているときに一つ注意してもらいたいことがあります。火力が強くてたまに焚火台からはみ出ている薪の部分にまで火が及んでくることがあります。そのため画像のようにステンレスのトレイを敷いたり、あるいは耐火シートを敷いて使うのが必須となります。危険性もありますし、とくに直火禁止のサイトでは焚火台単体では使えません。
燃焼効率が良いため、薪を燃やし続けるときれいに熾火の状態まで燃えます。また燃焼効率が良いということは高火力だけでなく煙の発生も少ないということなので、焚火台としては優秀です。
燃やし終わった後の片づけも非常に楽です。ストッパーを外して持ち上げるだけで中の灰を簡単に捨てられます。この扱いやすさはかなりのメリットです。中の薪もきれいに燃え尽きてほぼ灰となっています。
メリット デメリット
メリット
- 頑丈
- 燃焼効率が良く高火力
- 設営と撤収が簡単
- コンパクト収納
- 長い薪が使える
- 調理に適している
デメリット
- 重い
- 金属トレイや耐火シートの準備が必要
- 暖をとるにはやや不向き
まとめ ~ソロ使用ならおすすめ~
メリット、デメリットをまとめてみましたが、マイナス面を考慮してもそれを上回るメリットがあります。マイナス面に目をつぶれるなら、ソロ使用にはかなりおすすめのギアです。価格は1万円くらいでコンパクト焚火台としては高めですが、とにかく頑丈で一生使える耐久性すら感じます。そう考えれば妥当かそれ以上の価値があると思います。
ソロキャンプでの使用で、ある程度の重さがあっても大丈夫な方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
あなたのキャンプライフに新しい風が吹くのを楽しみにしております。
それではまた。