GSI ウルトラライトテーブル L 徹底レビュー おすすめ軽量テーブル 老舗の隠れた名品

今回はGSIというメーカーのウルトラライトテーブルL (ULテーブルL)の紹介です。簡単に言うとソロ用の軽量テーブルです。GSIというメーカーは1985年設立のアメリカの老舗アウトドアブランドで、調理器具周辺のアイテムを主に作っています。シンプルなデザインで機能性の高い製品が多く、僕はこのメーカーのものを好んでよく使っています。アメリカ製の割になかなか作りが良いのもポイントです。

(たまにアメリカブランド製品の作りの粗さを”不良品だ”と怒ってらっしゃる方を目にしますが、かばうわけではありませんがそういうものです。普段日本のメーカーの日用品を使って生活しているとどうしてもギャップがあると思います。残念ながら向こうのメーカーの検品精度は低く、おおざっぱなので前提としてそういうものと思ったうえで買う必要があります。キャンプを続けていくつかギアを買っていけばそのうち慣れます。なれない方はスノーピークやユニフレーム等の国産の使用をおすすめします。国産品が確実に作りが精巧です。)

今回紹介するテーブルもなかなかの名品ながらあまりメジャーになっていないので、この機会にぜひ皆さんに存在を知っていただければと思います。

メーカー公表スペック

価格9,200円( 税込10,120 円)

●使用時サイズ:天板 46cm×34cm 高さ14.4cm
●収納サイズ:天板46cm×15.5cm 高さ1.7cm
●素材:アルミニウム、ステンレス
●重量: 765g 耐荷重:9.1kg

(↑上記の色を付けたよこ×たての数値は間違っています。注意してください!)

メーカーの公表するスペックは上記のとおりですが、たて、よこの長さが大きく間違ってますので下記の「サイズ 実測」の欄で正しい数値を書いていきます。

外装

しっかりとした作りの箱に入っており、箱から製品を出すとさらに携帯用の専用ケースに入れられています。専用ケースが付いているのも重要なポイントです。ケースの作りもほつれなどなくなかなかいいです。

重量 実測

重量は実測で810gです。数字でいえばメーカースペック+45gですがケース抜きの表示かもしれませんのでそう考えると誤差はほぼないと思われます。コンパクトテーブルとしてはやや重めかもしれませんが十分な広さが得られるぶん仕方がないところです。

サイズ 実測

収納時

たて:15.5cm

メーカースペックどおりです。

よこ:40.6cm

メーカーHPでは横幅は46cmと記載されています。しかし実測では40.6cm(406㎜)です。完全な記載ミスです。メーカーHPの記載が間違っているため、この製品を販売しているすべてのショップのスペック表示も間違っています。みなさん注意してください。軽量性やコンパクト性を考慮してテーブルを選ぶソロキャンパーの方にとっては致命的なミスですので。本当に注意してください。

外箱の裏面に406㎜の文字があります。これが確かなスペック表示です。マイナーなアイテムだとしてもよく今まで修正されずに来たなと思います。

厚み:1.7cm(17㎜)

薄すぎると天板が弱くなりますし、このくらいが携帯性もよく頑丈でよいと思います。

組み立て時

たて:30.4cm(304㎜)

メーカHPでは34cmとなっていますが、これも完全に記載ミスです。実際は30.4cm(304㎜)です。天板の横の長さに引き続き、縦の長さも間違っています。ご注意ください。

よこ:40.6cm(406㎜)

収納時と同様当然この数字もHP上に記載されている46cmは間違っています。正しくは40.6cm(406㎜)です。注意してください。

高さ:14.4cm(144㎜)

高さに関しては14.4cmで公表通りです。ソロ用のコンパクトテーブルとしてはまあまあ高さがあり使いやすいです。

組み立ては簡単

まず天板を広げて裏返し、収納してある足を取り外します。

次に足の外側のバーを矢印の方向に手前から引っ掛けます。

外側のバーを引っ掛けたら次に内側のバーを一度前方に引っ張り、そして矢印のように手前に向け引っ掛けます。反対側も組み立て方は同じです。バーを引っ張った状態で写真を撮りたかったのですがどうしても両手を使わなくてはならず、一人では撮れませんでした。すいません。ユニフレームのフィールドラックのような感じといえばキャンパーの方には伝わるかもしれません。

足を装着するともう完成です。ほとんど時間をかけず簡単に組み立てられます。

試しに袋から出して組みあがるまでの時間を測ってみました。急げば30秒くらいで完成します。これくらいならほとんどの人は面倒ではないと思います。

落下防止の工夫

SOTOのフィールドホッパーなどにもありますが、天板の長辺部分のふちに少し高さがあり、テーブルの上のものが落下しにくいよう工夫してあります。

ソロには十分な広さ

SOTO st-301、チタンマグ300、ベルモントチタンシェラカップ600、ジェントス SOL144S

天板の広さは約30×40cmなのでソロ用コンパクトテーブルとしては結構広いです。いくつかギアを乗せて撮ってみましたがこれだけ乗ればソロだと十分快適です。SOTOのフィールドホッパーとかスノーピークのオゼンとかソロ用テーブルの有名どころはコンパクトな分天板が狭く、大体20×30cmくらいです。これらも非常によく出来ていますが僕としてはもう少し広さが欲しいので30×40cmはとてもうれしいです。

また天板が金属なので高温のものを気にせず置けるのも使いやすいです。

フィールドホッパーとの比較

ULテーブル:たて30.4cm×よこ40.6cm×高さ14.4cm

フィールドホッパー:たて21cm×よこ29.7×高さ7.8cm

たて、よこ、それぞれ約10cmずつ大きいので視覚的にも一回り違います。面積は約2倍です。この差は使い勝手に大きく影響します。

高さも14.4cmと7.8cmでだいたい倍近く違います。7.8cmは正直テーブルとしては低すぎるので使い勝手の差は倍以上いいです。

メリット デメリット

メリット

・軽量コンパクト

・収納、組み立てが簡単

・ソロ用には十分な天板の広さ

・金属製で熱に強い

・人とかぶらない

デメリット

・やや価格が高い(2020年3月 税込10,120 円)

・取り扱っているショップが少ない

・やや重い(ケース込みで実測810g)

まとめ

810gの重量と価格がやや高いのはネックですが、他は目立ったデメリットはなく機能性に富んでいます。ソロ用のコンパクトテーブルで少し広めのものを探している方にはぴったりだと思います。また人とかぶらない粋なギアを探している方にもおすすめします。ネット上に具体的な情報が少ないのでこの記事が少しでも参考になれば幸いです。興味のある方はぜひ使ってみてください。

Sサイズもあります↓