今回は僕が普段使っている非常に便利なアイテムを紹介したいと思います。それはバーゴというメーカーのチタニウムディグディグツール T-471というアイテムです。簡単に言うとチタン製のスコップです。キャンプをしているとこれが何かと役立つ場面があります。細かい部分も含め紹介していきたいと思います。
形状
画像を見てわかる通り全体がU字型になっています。持ち手も薄い形状になっており、軽量でコンパクトです。持ち手側に溝があるのはそこにロープなどを引っ掛けてペグとして使うためです。
土を掘る側もU字形状で先端は尖っています。鋭利に見えますがきちんと研磨されており指で触っても体に突き刺さるようなことはありません。土はしっかり掘れます。
掘る部分のサイドはギザギザの形状になっています。この工夫のおかげで土を掘る際に植物の根が障害となった時、このギザギザで根を切って掘り進めることができます。時々やたらと頑固な草の根があったりしてこの形状に助けられます。非常に便利です。
サイズ
全長:20.5cm
画像では角度が悪くて21cmくらいに見えますが実際は20.5cmジャストです。メーカースペック通りです。
幅:3.8cm
横幅は3.8cmです。メーカースペックでは4.4cmですがどう測ってもさすがにそこまではないです。下部のギザギザの部分を測っても最大4.0cm程度です。
数字を見ると幅が狭くて握りにくいように感じられるかと思いますが、実際U字の形状のおかげで手にフィットして握りやすいです。しっかり力も入ります。
重量
重量:実測 34g
重量は34gでメーカースペックの36gとほぼ同等です。かなり軽いので取り回しが良く扱いやすいです。そして思った以上に丈夫で今のところ曲がったりもしないです。
収納ケースなし
この製品はケースなど付属しておらず購入時から裸の状態です。画像のようにザックにぶら下げておくぶんには問題ありませんが、バッグの中に入れて持ち歩くなら代用できるケースを準備した方がいいと思います。用途的に土で汚れるし、ギザギザの部分で他の道具に傷が入ります。
実際に掘ってみる
実際に地面を掘った時の様子です。結構石の多い場所ですがとりあえず10cmほど掘ってみます。
掘っていると何かの植物が地中に根を張っていました。これをサイドのギザギザの部分で切るように掘っていきます。
根は簡単に切れました。この要領で掘っていきます。
画像では伝わりづらいかもしれませんがものの数分で10cm弱掘れました。
直火OKのキャンプ場や、周りに迷惑のかからない完全な私有地で直火の焚火をする際など、こうやって少し穴を掘ってセッティングしたりします。もっと深く掘って防風の土手を作る時もありますがその辺は状況に応じてです。のちに穴の部分に火床ができ、熾火がたまります。夜寝るときはそのままここに土をかぶせていったん焚火を終了します。そして朝起きてからもう一度土を掘るとそこにはまだ赤くくすぶる熾火が残っているので、そこに薪を足してもう一度焚火を再開すると時間もかからずすぐに朝から暖をとることができます。
上にも書きましたが直火をする際は許可されたキャンプ場か、周囲に住人がいない私有地かつ、地域の規則で焚火が禁止されていないところのみで行ってください。それでもきれいに後始末ができないなら絶対にやらないで下さい。他社への迷惑だけでなく単純に危険も伴いますので焚火台の使用を強くお勧めします。
メリット・デメリット
メリット
・軽量コンパクト
・丈夫
・機能性が高い(穴を掘る、整地、ペグとして利用など)
・握りやすい形状
デメリット
・小型スコップとしては価格がやや高め(2020年4月税込3,960円 )
・収納ケースがない
まとめ
コンパクトサイズのスコップとしてはやや高いですが、そこはチタン製なので仕方のないところです。軽量性の代償です。軽いのであまり荷物にならずキャンプ時に地面をならしたり石を除去したりなどあるといろいろと便利なので個人的にはメリットの方が大きいと感じています。他にも同じようなチタン製のコンパクトスコップはありますが、この製品のように根を切る工夫がされているものはほとんどありません。そういう面でもおすすめできるアイテムです。興味のある方はぜひ使ってみてください。キャンプのバリエーションがまた一つ増えると思います。