今回紹介するのはパタゴニア(patagonia)のブラックホール・キューブ スモールサイズです。元々パタゴニアのブラックホールシリーズが好きで、ダッフル、バックパック、トート、ウエストバッグなど色々と使っていますので、せっかくなのでポーチも統一しようと思った次第です。ブラックホールシリーズは軽量、頑丈、防水・撥水性も高く機能的で、デザインに関してもシンプルでかっこいいしとても気に入っています。今回紹介する製品もちょうど旧バージョンからバージョンアップしたようなので詳細をレビューしたいと思います。
目次
メーカースペック
[素材]
本体:TPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)フィルムをラミネートした、消費者から回収された8.7オンス・300デニール・リップストップ・リサイクル・ポリエステル100%(原料染め22%)。DWR(耐久性撥水)加工済み。裏地:3.3オンス・200デニール・リサイクル・ポリエステル100%。ポリウレタン・コーティングとDWR加工済み。
[サイズ]
- 25 x 13 x 10 cm
- 99 g (3.5 oz)
[特長]
- TPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)フィルムをラミネートした、軽量ながら頑丈なリップストップ・リサイクル・ポリエステル素材は悪天候や摩耗に耐え、非常にコンパクトに収納可能。裏地は丈夫なポリウレタン・コーティング済みのリサイクル・ポリエステル100%。なお、縫い目やジッパーの防水処理は行っておりません
- 内側にメッシュポケットを備えた、アクセスしやすいシングルコンパートメント
- 外側のデイジーチェーンを使ってバックパックやダッフルバッグの内側に取り付け可能
- 大型の持ち運び用ハンドル付き
- 海水での腐食を防ぐ頑丈なプラスチック製ジッパー・スライダー
実測
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たて:実測 約25cm
ちょっとわかりにくいですが実測値は約25cmでメーカースペックと同等です。旧型のスペックでは20cm X 14cm X 10cmとなっていますのでマイナーチェンジで縦が5~6cm大きくなっています。20cm以上の大きさが良かったので自分としては新型で満足しています。
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よこ:実測 約14cm
メーカースペックどおりの14cmです。横幅に関しても14~5cm欲しかったので理想的なサイズでした。
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マチ:実測 約8.5cm
マチですが実測では縫い目から縫い目をきっちり見ると大体8.5cmくらいで、メーカースペックの10cmとはやや誤差がありました。まあそれでも自分としては想定範囲内です。10cmあればなお良しでした。
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重量:実測 92g
メーカースペックとほぼ同等です。ギアとしては軽いに越したことはありませんので、ある程度丈夫で100gきる軽さはうれしいです。しかも旧型は122gだったのでサイズが大きくなったのに重量は軽くなっていてバージョンアップさまさまです。いいタイミングでした。
実際の容量
ポケットは1つ
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ポケットは内側にメッシュタイプが1つだけです。ファスナー式でもないので収納に関してはメイン1つだけと思っていただいたほうがいいです。僕の場合は細かく仕分けする予定はなかったのでこれで十分でした。ポケットが多いと全体の大きさの割に容量が減りますので。
500mlペットボトル×2
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実際の容量を伝えるためにどのくらいのものが入るか検証してみます。
まずは500mlペットボトル。2本いけるかやってみます。
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1本は余裕で入ります。問題は2本目です。同じ向きでは無理でした。なので上下逆に入れてみます。
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2本目の向きを逆にするとどうにか本体は収まりました。これでファスナーが締まるかが問題です。
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かなりパツパツですがどうにか締まりました。実際の容量例としては「ペットボトル2本がどうにかギリギリ収まる大きさ」という感じです。余裕はありません。ですが僕の場合小物ギアをまとめるにはこれくらいあれば十分です。他にもいくつか例を挙げてみます。
SOTOレギュレーターストーブ+CB缶
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これは余裕で入ります。収納ケースとして利用してもいいと思います。ただCB缶2本はどうやっても入りませんでした。予備のガス缶までどうしても入れたい方は収納ケースとしては厳しいですね。
SOTOウィンドマスター+OD缶(250)×2
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250サイズのOD缶2本とSOTOウインドマスターです。ギリギリですが収まりました。これだと予備のガス缶までいけます。収納ケースとしても十分使えると思います。
実際にギアを入れてみる
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左がいつも使っている小物用のポーチです。ミリタリー系でモールシステムと言ってザックの外側につけられるようになっています。この中身を移動させます。
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ちなみに今現在入れているのはこのくらい(モーラナイフだけは外付け)です。機会があればいつかそれぞれ紹介できればと思います。毎回気分で中身は変わりますが絶対量はあまり変えないようにしています。1つ増やせば1つ減らすという感じ。
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上の小物ギアは全部すっぽり入りました。前より容量アップしているので外付けだったナイフも中に入れられました。しかもまだ余裕がありますのでヘッドライトや小さいハンドライトなども追加していいかもしれません。自分としてはかなり理想的なサイズ感ですのでこのポーチはこれからスタメンとして活躍してもらいます。
メリット・デメリット
メリット
- 軽量
- 頑丈
- 撥水性
- 500mlペットボトル2本の実容量
- デザインがシンプルでかっこいい
デメリット
- 価格がやや高い(2020年4月税込4,180円)
- ポケットが少ない
まとめ
今回はパタゴニア(patagonia)のブラックホール・キューブ スモールサイズのレビューでした。やや価格は高めですが軽量なのに素材は頑丈で撥水性も高く価格なりのスペックではないかと思います。このスペックを求める方にはおすすめします。キャンプギアは自己満足ですので第一印象でビビッときた方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。このギアのMサイズ、Ⅼサイズもありますのでそちらも今後紹介できればと思います。