~勝手に名曲紹介~ King Gnu 「白日」他 というか井口理という人間がおすすめ

今回は、本来記事にするつもりはなかったKing Gnuというバンドについての話です。もはや説明不要なほどの人気上り調子なので僕が紹介する必要はないんですが、僕はKing Gnuもとよりボーカルの井口理さんのもはやファンなので触れないわけにはいかないと思った次第です。

King Gnuというバンド

とはいえ一応バンドの紹介もざっくり書きます。

King Gnu

<メンバー>

常田大希(つねた だいき):ギター、ボーカル、チェロ、コントラバス、ピアノ、プログラミング、トラックメイキング、作詞作曲担当、1992年生まれ

勢喜 遊(せき ゆう):ドラム、コーラス、サンプラー担当、1992年生まれ

新井 和輝(あらい かずき):ベース、シンセベース、コントラバス、コーラス担当、1992年生まれ

井口 理(いぐち さとる):ボーカル、キーボード担当、1993年生まれ

常田さんを中心にメンバーチェンジ、バンド名チェンジを経て2015年よりSrv.Vinci(サーヴァ・ヴィンチ)という名前で現メンバーで活動を始め、2017年4月26日、バンド名をKing Gnuに改名する。

僕は正直彼らがファーストアルバムを出したころはまだ認識していなかった。初接触は2018年9月にリリースされた「Prayer X」という楽曲だった。アコースティックギターと井口さんの透き通るような高音の歌声から始まり、そこから打ち込みのグルービーなトラックが混ざり、横ノリのすごくかっこいいサウンドが出来上がる。初めて聞いたとき、”なんてかっこいい音、どこぞの大御所音楽プロデューサーの作品だろうか”と調べてみたらそれがまだ20代の若きバンドの作品だという。

”まじか⁉日本てもうここまで来てんの⁉”と思った。

そしてもう少し調べると常田大希さんと井口理さんはなんと東京藝術大学出身だという。”こりゃあ本物だ、やばいのが出てきたな”と続けて思ったのを覚えている。もう音楽人としての次元が違うのだ。

”僕ら”とかいうと世のバンドマンに失礼なので、僕の場合の話、ガキの頃に憧れたロックスター達の見よう見まねでギターを握り、音楽理論とかも学ぶことなく何となくコードを覚え、何となく曲を作り、メジャースケールとペンタトニックスケールしか知らないままギターソロを弾き…てな感じでやっていた。自分の年代のバンドマンは割とこういう感じだった。いまだにテンションコードなど扱えません。

彼らは「トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイル」と称される。クラシック、ジャズ、ヒップホップにオルタナ、プログレなど(僕の感想)様々な音楽要素によって構成されている。しっかりとした音楽理論と知識を備えたうえで、新しい様々な音楽を吸収し、自分たちの音楽に落とし込むことで唯一無二のKing Gnuの音が出来上がっている。僕は口をぽかんと開け、”すごいな~”というしかない。

「白日」という曲

この曲ももはや説明不要だろう。2019年2月22日にデジタルリリースされた曲だ。

現在(2020年1月)ではミュージックビデオがyoutubeで1.3億回と爆発的に再生されている言わずと知れたKing Gnuのヒット曲だ。「イノセンス 冤罪弁護士」というテレビドラマのタイアップ曲だったが、放送後1年たった今でもロングヒットを続けている。

ピアノと井口さんの美声から始まるこの曲も、聞いた1小節目からいきなりその世界観に持っていかれる。ナイナイの岡村さんが紅白のリハーサルの時、井口さんがこの曲を歌いだした途端にその場にいた大勢のスタッフの手が止まり聞き入った、というような話をラジオでしていたが。とても納得がいく。その美しい歌声とメロディラインにエフェクト乗りがとてもいい低音の常田さんのボーカルも入り、美しさだけでは終わらないハードな面が顔を出す。これがかっこいい。そりゃあみんな聞いちゃうよ。演奏面でいうとドラムとベースのリズム隊のノリも抜群で、テクニックもえぐい。細かく休符の入ったドラムのフレーズがあまりに高度で”これどうやってコピーすんの?”と本当に思う。売れるべくして売れたバンドであると再認識する。

井口理という人間

彼は東京藝術大学音楽学部声楽家を卒業しており、当然それに裏付けられた卓越した歌唱能力を持っている。しかし、その歌声を一度聞いてしまえば、先ほどの肩書などなくとも誰にだって彼のすごさはわかると思う。

僕も彼の歌声にやられてしまった一人である。しかし、僕がもはや彼のファンとなってしまったのはそれだけが理由ではない。彼の人間性が好きなのである。

僕は10代の頃から現在に至るまで、20数年来のラジオリスナーで、2019年4月からレギュラーで始まった井口さんのオールナイトニッポン0を聞き出してから彼という人間が好きになった。

藝大卒の超絶な音楽エリートがかっこつけることもなく、下ネタ全開で、己の煩悩もむき出しでしゃべり倒す。そしてとにかくサービス精神が半端じゃない。そのギャップが僕たちを魅了する。

Mステ出演時にリスナーの煽りを受け、異常な階段降りで登場したり、トーク中にマイクを撫でまわす奇行を見せたり、一流の音楽エリートがすべり倒してでも突き進む姿勢に笑いと尊敬を覚えた。その死にざまに拍手を送った(笑)

経歴でいえば”世界を股にかけて活躍するオペラ歌手”となってもおかしくないレベルなのに、ひとつの笑いのために死を覚悟して特攻するそのサービス精神とプロ根性と人の好さに心を奪われたのだ。

NHKに階段を外させた男

先に書いたように、音楽エリートなのにそのサービス精神からひとつの笑いのために体を張る彼。

昨年末の紅白出場が決まった時もリスナーたちは期待した。”きっとまたなんかやってくれる”と。そしてその煽りを受けているさなか、あるNHKよりあるツイートがあった。

これは笑いました。

まあ少しふざけて書きましたがこんな風にいじられるのも彼らの影響力のなせる業です。良くも悪くもこれだけの影響力を持ってくるとネットではアンチの方々がこぶしを振り上げてきたりすると思いますが、そんなのには目もくれず自分たちの音楽をさらに昇華させていただきたいです。

これからの彼らの活動に期待しております。

今月1月15日にリリースされたニューアルバム「CEREMONY」はシングル曲の「白日」「飛行艇」「傘」先日ミュージックビデオが公開された「Teenager Forever」など名曲ぞろいでとてもおすすめです。

まだKing Gnu未体験の方は是非一度お試しあれ。