シャープのマスクついに一般販売! でも買えない! 医療現場のマスク事情も

今回は番外編です。マスクの話。ご存じのとおりコロナウイルスの影響で現在日本もパンデミック状態継続中です。様々な影響が各所にありますが、身近な問題の1つにマスク不足があります。そのため色々なメーカーでマスク製造が始まっています。その中でも話題となっていたのが家電メーカーのシャープによるマスク製造です。そのマスクが今回やっと一般販売されるということで実際に購入してみようというのが今回の内容です。

4月21日より販売開始・マスクのスペック

シャープのHPより、本日2020年4月21日午前10時よりECサイトでマスクの一般販売が開始されるという発表がありました。

まずそのマスクのスペックですが

(一社)日本衛生材料工業連合会自主基準による表示
品名マスク (商品名 不織布マスク)
対象かぜ・花粉・ほこり等
素材名本体及びフィルター (不織布:ポリプロピレン)
耳ひも部 (ポリウレタン、ポリエステル、ナイロン*)
ノーズフィッター (ポリエチレン)
本体サイズ約95mm × 175mm
枚数50枚
製造者名シャープ株式会社
〒590-8522 大阪府堺市堺区匠町1番地
お客様相談窓口:0120-079-551
包装材の材質紙 (化粧箱) 、ポリプロピレン (内袋)
原産国日本
*一部含まれない商品があります
マスクは感染(侵入)を完全に防ぐものではありません
入会準備中の暫定マーク表示商品につき、販売は会員自身の用途に限定し、数量を制限させていただいております。

というスタンダードな不織布マスクです。いわゆる今買えない普通のマスク。

結局買えない現実

今回の記事の本題ですが、結論から言いますと買えませんでした。ぶっちゃけ予想通りではありました。発表では【3,000箱/日(15万枚/日)】、【一人一箱まで】とありましたので3000人しか買えません。このマスク不足の中、ネットで一斉発売、しかも3000個。どう考えても買えるはずがありません。普通に考えてサーバーがパンクします。実際に発売時刻に販売サイトへアクセスした様子ですが↓

まずこれです。当然だ。何度アクセスしなおしても結果は変わりません。挙句の果てには↓

こうです。はい、もうあきらめました。予想通りではありますが万が一にもサーバー側に特別な対策がしてあり普通にサイトが開いて買えるのではないかと1%くらいの希望は持っていました。が、やはり無理でした。5/10まで毎日10時から販売するようなので時間のある方は根気よくチャレンジしていれば運が良ければ買えるかもしれません。

↓↓↓

※追記

結局翌日4/22には前日のサーバーダウンを理由に販売見合わせとなりました…こうなることは容易に予測できたはずなのに大企業がなぜ何の対処もせずこのようなポカをしてしまうのか疑問です…

価格が高い→送料込みで3,938円

結局買えませんでしたがそれ以前にそもそも価格が高いです。一箱の価格が税抜きで2,980円、送料が一律660円、すべて合計すると実際に払う額は3,938円です。50枚入りなので一枚当たり約78円です。国産品なので高いのは当然ですが、それにしてもちょっと高いのではないかと思いました。これじゃあ転売品とあまり変わりません。シャープも利益を出さないといけないのでメーカーを責める気はありませんが、そこは政府が援助してでも購入の敷居を下げるべきではないかと思います。結局所得の高い人から救われる仕組みと変わりません。やっと自国で生産し、国内供給することで中国などからの駆け引きを受けずにすむと思っていたのに、この価格では国産品だけを消費する方向には向かないでしょう。まだまだ問題は山積みです。

医療現場のマスク事情

余談ですが、僕は医療現場で働いております。実際のところ職場にマスクは1枚も入ってきません。備品を卸している業者にも入荷はないそうです。菅義偉官房長官は27日の閣議後の記者会見で「3月は6億枚を超えるマスクを供給した。4月には1億枚を上積みすることができる見通しだ」と説明しています。しかも医療現場から優先的に供給するという話でしたが実際はその兆しはありません。流通ルートの途中で何らかの力で抜き取られているのではないかと懐疑的になってしまいます。実際のところは不透明なので一般市民にはわかりかねますが。

そもそも普通のサージカルマスクにウイルスを遮断する力などないのでコロナウイルスの罹患予防にはなりませんが、それ以外に病院では人の皮膚の落屑を吸い込んだりなど様々な悪状況がありマスクは日常的に必要とされます。今月は7億枚供給するらしいですがそれもどこへ行きついているのかは知る由もありません。

まとめ

もっと保証をくれという話ではありません。そのような期待はしておりません。せめて政府の動向にはもう少し透明性が必要ではないかという話です。

なんにしても自分達に出来ることはとにかく外出自粛を行い、対人接触を減らすことだけです。そしてこの状況を乗り切った暁には国民皆が真剣に考え、政治参加をする世の中を作りましょう。人まかせではなく有権者全員で真剣に考えて代表者を選ぶ世になることを願っています。