紙不足は嘘! ガセネタに踊らされるな

今回は番外編の記事です。

コロナウイルスの蔓延により我が日本はパンデミック状態となりつつあります。メディアは毎日のように地球の終わりかのような勢いでコロナウイルスネタを国民に煽ります。

感染の拡大は確かに良くない事態ではありますが、テレビ業界はそれ以前に視聴率を取るのが目的の為、必要以上に煽ります。情報を受け取る側も注意が必要で、根拠のある情報か、根拠のない情報かを取捨選択する能力が求められます。

マスク不足とは関係ない

今回触れたいのは紙不足の情報についてです。主にティッシュペーパーやトイレットペーパーについてですが、現在一部の地域で根拠のないSNS情報に踊らされてペーパー類の買い占めが横行しております。SNSでどっかの誰かが「マスクの材料に紙が使われるためペーパー類の生産が不足する」などと根拠のない発信をし、また「中国のトイレットペーパー工場が閉鎖されて日本へ入ってこなくなる」とか根も葉もない噂が広がり、それを真に受けた人々が買い占めを始めたという事態です。

トイレットペーパーは再生紙が原材料ですが、そもそもマスクは不織布から出来ており、紙が原材料ではありません。マスクが不足していることと、紙の話は全くの別問題です。また、国内で流通しているトイレットペーパーの9割以上は日本製であり、その原材料もほとんど国産のものです。品薄になるのは自分達で買い占めを行なっているだけで、生産がストップしているわけではありません。

ガセネタを鵜呑みにしない

焦らずに待っていれば通常通りに供給されますので、どうかパニックにならず、買い占めを行わないようにして頂きたいと思います。

恐怖にかられると、うわさは何倍にもなって拡散します。危機感がないのも良くないですが、誤った情報から引き起こされるパニック状態ほど怖いものはありません。

根拠のない情報を鵜呑みにせず冷静に考え、判断し、行動することが大切です。自分の首を自分で締めないようにお願いします。

買い占めの弊害

今回注意喚起の記事を書いたのは、買い占めによる弊害をなくしたいのが一番の理由です。現時点で街中のあらゆる店舗からペーパー類が消えている地域があります。買い占めが横行した結果です。移動手段がなく体の不自由な高齢の方や、経済的に余裕のない方などそのペーパー争奪戦にもれた人々もたくさんおられます。買い占めが横行すると最終的に社会的権力を持つ者や経済力がある者達が幅を利かせ、弱者だけが苦しむ構図が出来上がります。それを出来るだけなくしたいのです。”紙不足は嘘”というような強い言葉でタイトルを書いたのもそのためです。決して危機感のない短絡的な言葉ではありません。

将来的に感染がさらに広がり、製紙工場が閉鎖されることがあれば紙不足の可能性が出てくることもあるかもしれません。あくまで現時点としてはそのような状況ではないため、強者による買い占めによって苦しむ方たちを増やさない為に書いた注意喚起です。ご了承ください。